【更新】新コース「キャリアアップコース」開設について
2013年10月26日
■ 普通科 新コース「キャリアアップコース」開設について
今の子供たちが置かれている状況を考えると,多くの子どもたちが裕福で幸せな家庭環境の中で生活しており,昔ほど不自由している様子は見られません。そのことは他の国と比較すると よく分かります。今の世の中を本当に厳しい世の中と感じている子供は非常に少ないと思います。そんな子供たちが,いざ実社会に出て働く場面では,現在の環境で身に付いたことだけでは, とても対応できない社会が待ち受けていることに我々は着目し,この厳しい現代社会をしっかりと生き抜いていくための「キャリアアップコース」を新設することにしました。
このコースで学ぶことによって,これからの社会で通用する人材・企業から求められる人材を育成できると確信しています。
教育ジャーナリストの分析によると,これまで企業が人材採用にあたり重視してきたのは, 「仕事に対する熱意があること」,「職業意識・勤労意欲が高いこと」から,今後重視するのは,「コミュニケーション能力」に変わってきていると指摘しています。
また,これまで企業は,「職場でチームワークを尊重できる人材の育成」に力を入れてきたが,今後は「指示されたことだけではなく,自ら考え行動できる人材を育成したい」と変化していると分析しています。言い換えると,企業は今,「協調型」から「自主行動型」の人材を求めているのです。
各世代の入社時の資質を比較した調査 「労働政策機構の調査」より 抜粋

上記の調査結果により,若手になればなるほど「自主性」「コミュニケーション能力」に課題があるとして,学校側に能力・態度の育成を図る教育に力を入れるよう求めています。そうしたことを受け,大学でもいち早く取り入れ,真の人間形成に力を注いでいます。それほどまでに今の社会で重要視されている優先課題の一つなのです。
普通科に新設するキャリアアップコースでは,普通教科に加え,学校設定科目のキャリア アップタイム(マナー講習,話し方レッスン,英会話など),長期・短期の校内外の研修,インターンシップ(職場体験学習),ボランティア活動など体験的に学ばせることで,コミュニケーション能力を向上させ,より高い能動性や問題解決能力,社会性を身に付けていけると考えています。

