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高校生による道徳授業!

2月24日(木)中学校の道徳において,高校生による特別授業「『夏の花プロジェクト』~戦争被害の伝承者になろう~」を実施しました。原民喜が自身の広島での被爆体験をもとに書いた小説『夏の花』を,本校の文理科2年生が中学生向けにリライトし紹介しました。

文理科2年生は,どうしたら中学生に伝わるか試行錯誤しながら昨年末から準備を進めてきました。中学生にとってはあまりなじみのない作品ですが,高校生の趣向を凝らした分かりやすい授業に,真剣に聞き入っていました。

生徒の感想を紹介します。(一部抜粋)

・どんな理由があっても戦争をしてはいけないと思った。今みたいに簡単に連絡を取れない時代には,はぐれた家族を探すのは大変だしとても不安だったと思う。自分も高校生みたいに人前で堂々と話せるようになりたい。(中1)

・未だに世界のどこかでは紛争なども起きているし,今を生きている人々はこの恐ろしさを知らないと思うので,もっと情報を伝えていく場が必要だと思った。(中3)

・日本が巻き込まれた先の大戦からすでに70年余りの年月が経ち,自分自身を含めて戦争を経験していない世代が多くなったからこそ,このような戦争体験記を伝承していくことにとても大きな意味があると思うし,また後輩がこの「夏の花プロジェクト」を通して何かを感じられたら,先輩として誇らしいと思う。(高2)