れいめい中学校・高等学校

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れいめい中学校でのスクールライフを,たくさんの写真とともにお届けします!

12月8日(木) ~私にとってのれいめい中!バトン~ 第3弾

「~私にとってのれいめい中!バトン~」第3弾は,教員による記事をご紹介します。

 かおり先生は,3年1組の担任で,担当教科は国語です。

木屋尾先生は,生徒一人一人の変化をいつもよく見ており,生徒の気持ちに寄り添いながら,愛情あふれるご指導で,生徒達の「心」を育まれる先生です。

そんな木屋尾先生の最近よくある出来事は,「生徒達にイジられること」だそう。修学旅行ではカメラを持った生徒から,「もみじ饅頭を持ってポーズをとってください!」とねだられて困ったときのエピソードを,笑顔でお話してくれました。そんな,生徒から愛されている木屋尾先生のバトン記事です。


⑤「古典を学ぶ」

れいめい中では、2年生から国語の授業で古典を学びます。一般的には高校で学習する古典文法を、親しみやすい文章のテキストを使い、3年生までの二年間かけてじっくりと学んでいきます。

平安時代の人々が「寒し」と表現していた言葉が、千年後の現代では「寒い」に変わってきていて、さらに現代の若い人たちは「寒っ」という表現も普通に使っているなど、言葉は時代とともに変化しています。そうやって変化してきた時代をさかのぼって、千年前の日本人が読み書きしていた表現をひもといて学ぶのが古典です。

何のために古典を学ぶのかわからない、という声を世間の大人の人からも聞くことがありますが、古典を読み、そこに描かれている人々の姿、生き方、考え方を知ることで、私たちが学べることはたくさんあると思います。ネットもテレビも、電気すらもない世界に生きていた人々が、何を楽しみ、何を感じて生活していたのか。今と同じように四季が移ろっていく中で、人々はどんなことに笑い、泣き、喜びや怒りを感じていたのか。古典の文章を通してその当時の人々の息づかいを感じていくことで、私たちは、自分がこれからどんなふうに生きていくのか、自分の生き方についても考えられるようになると思っています。

高校でも古典を学びますが、その先には大学入試という現実も控えています。中学生の今だからこそ、ゆっくり、ふんわり、古典の世界を楽しんで学んでいってほしいですね。