れいめい中学校・高等学校

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れいめい中学校でのスクールライフを,たくさんの写真とともにお届けします!

12月9日(金) ~私にとってのれいめい中!バトン~ 第4弾

「~私にとってのれいめい中!バトン~」第4弾は,教員による記事をご紹介します。

尾植 香織先生,専門教科は数学で,れいめい中学校の教頭先生です。

尾植教頭先生とお話した中で,とても印象に残っている言葉が,「先生方が子どもたちにたくさんの情熱や愛情,接する時間を注げるようにするためには,先生方の心のエネルギーが満たされて,明るく前向きな気持ちで生徒に向き合えるような職場環境をつくることが大切」という言葉です。

教頭先生は生徒たちはもちろんのこと,教員のこと,学校のことをとても大切に考えて,みんなにとって居心地の良い環境をつくれるようにと日々尽力してくださっている先生です。そんな尾植教頭先生のバトン記事です。


⑥『学習する学校』

「より良い社会を創り世の中の人々を幸せにできる人材を送り出したい。」
「それを成し遂げる力を、職員同士、大切な話ができる関係性を大事にしながら、協働して高めていきたい。」

そんな思いを抱きながら、生徒が帰ったあとの職員室でこれからの「れいめい」について雑談していたら、「こんな本がありますよ。」と勧められました。

『学習する学校』

「厚い!」
まず、その分厚さに度肝を抜かれました。その見た目のインパクトからして、きっとこの本には私が求めている答えが詰まっているに違いないと確信し、すぐに購入しました。
圧倒的な存在感を放ちながら、職員室の私の机上に積まれたままその本のページはめくられることなく2年が過ぎていきました。

2022年、ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)という読書法に出会いました。一冊の本を分担して読み、まとめを作ってその内容を共有、対話(ダイアローグ)を通して、深い理解と能動的な学びを目的とした読書法です。

「このやり方でなら読める!しかも、1人で読むより時間が短縮されるだけでなく、その本の内容を共通言語として会話が続いていくということが何より魅力的だ!」

ということで、放課後都合のつく職員同士が集まり、厚さ4.5センチ、900ページ弱にも及ぶ大作に挑む読書会がスタートしました。これまで当たり前だと思っていた教育のあり方について考えさせられ反省会モードになったり、そもそもなぜ教員になったのかといった同僚の話に聞き入ったり、日々の業務に追われる中ではできない会話が1冊の本を介して語られていく。そんな豊かな時間を通して、子ども達の近くにいる大人はご機嫌でいたほうがいいとつくづく実感しました。
初回で読めたのは全体の1/10程度。続きを読むのが楽しみです。