NHKアナウンサーと学ぶ 防災教育
2023年7月11日
7月7日(金)LHRの時間に、中学校全学年対象で防災教育を行いました。

今年度の防災教育では、災害が発生したときに実際にテレビで情報発信を行っているNHKアナウンサーの方にご来校いただき、過去にあった災害やハザードマップの役割、避難の仕方などについて分かりやすく、お話をしていただきました。

授業の後半部分では、実際に自分たちで問題解決を行うワークショップを行いました。
「災害級大雨がくる!誰に、どんな言葉で「命を守る呼びかけ」を行いますか?」というテーマで、身近な人へ命を守る行動を促す呼びかけを考えました。


「私も非難するから、一緒に避難しよう!」
「自然の力は人間の力ではどうにもならないくらい強大だよ。死にたくなければ、避難して。早く!早く!」
実際に避難したという人の割合をみると、テレビやラジオの情報以外にも、身近な人からの非難の呼びかけが、行動を移すきっかけになったという方が数多くおり、避難したから命を救えた、という方もたくさんいるのだそうです。
「今まで大丈夫だったから」「自分は大丈夫」という“正常性バイアス”を疑い、正しく怖がり行動に移すことが大切、といったお話もありました。


~生徒の感想より~
- 自分の家の近くが川内川なので、川内川が氾濫したときの避難場所、自分の家の近くにどんな自然災害の危険があるかということを、身近な人と話したいです。
- 大人が「大丈夫」と言っても、災害の怖さを親や身近な大人に言葉で伝えようと思いました。
- 家族や身の回りの人たちと、ハザードマップや避難場所、避難経路を確認して、災害の時に生き残れるようにしたいし、自分だけじゃなく周りの人たちにも声掛けなどをしていきたい。
- アナウンサーの方が防災予報を伝える原稿を読み上げた時に、内容が頭にスッと入ってきた。強い口調や柔らかい口調など、伝えたい内容によって工夫されていて、アナウンサーってすごいなと思いました。
今回の防災教育を機に、防災に対する意識を更に高め、自分自身や周りの人の命を守るような行動ができるよう、日頃から心掛けてもらいたいものです。
講演をしていただきましたNHK職員の皆様、当日は大変お忙しい中ありがとうございました。