
中学1年生 IB×保健体育
2023年10月3日
現在、中学1年生の保健体育で行っている「柔道」の授業について紹介します。
ユニットタイトルは「自他共栄」、重要概念は「関係性」です。
教科担当は松田先生と永峯先生です。
まず、柔道の歴史や礼儀作法について学びました。
そのあと安全性の確保に留意しながら、4種類の受け身のやり方やコツ、練習方法をグループごとに考え、実践練習に取り組みました。



iPadでお互いの受け身を撮影し、良い点や改善できることを振り返りを行いながら、技の習得に努めます。


この授業のATLスキル(学習の方法)は“社会性「協働スキル」”です。
自分と他者(仲間)との関係性を深めていく中で、グループ内での自分の役割を見出したり、他者のために手助けしたり、意味のあるフィードバックを与えたり受け取ったりする力を養っていきます。
受け身のフィードバックが出来たら、「こんなアドバイス良かったな」「こんなところ助かったよ」といった、仲間の良かった行動を付箋紙に記入していきました。
- 「後ろ受け身と横受け身が全くできなかったが、チームの仲間が教えてくれて少しだけできるようになった。」
- 「グループみんなで協力してお互いに教え合ったり、動画を見て観察したりすることができた。」
- 「A君が頑張って学ぼうとしていてGood!B君は受け身の手をつくのがうまい!」
- 「一つ一つのフォームがきれいで、自分も勉強になった。」

様々なコメントが寄せられていました。
次の時間からは、「抑え込み技」の分野に入りました。
袈裟固めや横四方固め、それに対する返し方や逃げ方のポイントについて積極的に探究します。





抑え込み技にチャレンジ!
どうやったらうまく抑え込めるか、返せるか、みんなで試行錯誤しながら取り組みました。




~生徒の振り返りのコメントより~
- 「抑え込むときのポイントが多くて大変だけど、楽しかった。」
- 「色々な技を学べて楽しかった。もっとカッコよく投げられるようにしたい!」
- 「技を使って抑え込むと相手が動けなくなった。面白くてすごいなと思った。抑え込み技で一本取れるようになりたい!」
1年生の皆さんの、積極的に学ぼうとする姿勢はとても素晴らしいです!


次の時間からは、投げ技に入っていきます。
授業を通して、柔道の技を習得するだけでなく、人間関係の構築や伝統文化の継承など、あらゆる「関係性」について深く考える機会になってくれればと思っています。 頑張れ、1年生!