れいめい中学校・高等学校

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れいめい中学校でのスクールライフを,たくさんの写真とともにお届けします!

れいめい×IB教育

SA始動! 生徒が社会とつながる第一歩

さて、今年も中学1年生のSA(Service as Action:行動としての奉仕) の取り組みが始まりました。SAはIBの教育理念において重要な要素の一つであり、教科学習を土台に、探究を通して自ら課題を見つけ、他者や社会のために意義ある行動を行い、その経験から学びを振り返るというプロセスを大切にします。

本校では導入として、SAの目的や考え方について学び、生徒が主体的に社会と関わっていくための視点を育んでいます。

初回の授業では、「そもそもSAとは何か?」を出発点に「世界に目を向けた時、どのような問題があって、私たちはどのようなことができるのか」「日本では?」「鹿児島県では?」「家庭内では?」とグローバルな課題から身の周りの問題へと視点を移しながら考えました。そして、2回目の授業からいよいよ具体的な探究と行動の段階に入ります。生徒はゴールデンウイーク中に「家庭内の困りごと」を調査し、今回はクラスで共有して解決方法を話し合いました。

たとえば「電気代が高い」という課題に対して、SAでは単に「こまめに電気を消す」といった表面的な対応にとどまらず、教科学習を土台に課題の背景や本質に目を向け自分たちにできる意義ある行動を探究し、実践へとつなげていきます。そして、その経験を振り返ることで、行動の意味や社会とのかかわりを深く理解していく。それがSAで大切にされている学びの姿勢です。

生徒は必死に考え、ディスカッションし解決策をひねり出そうとしていました。

これから3年間生徒たちはボランティア活動や地域社会での活動、他者への奉仕を通じてリーダーシップや協働のスキル、社会的責任を果たす姿勢を身につけることを目指します。今後も継続的な奉仕をとおして、学びを深めてほしいです!