「白色の光の正体は?」
「白色の光の正体は?」
2022年5月25日
柏木 大海

色合いを感じない光を白色光といいます。学校の教室の明かりや太陽の光などが白色光です。
さて、この白色光正体をしっていますか?昔、ニュートンという物理学者(万有引力の法則でおなじみ)が太陽光について研究して、太陽の光をプリズム(ガラスでできた三角柱)7つの色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)に分けられることを見つけました。虹が7色に見えるのと同じです。つまり、白色の光の正体は複数の色の光重なった結果なのです。一般に私たちは、複数の色の光が合わさるとその光を白色と認識しています。ですから、教室の明かりや太陽の光をはじめ、色合いを感じない光の中には、様々な色の光が含まれているわけです。色ごとに光を分けたものをスペクトルといいますが、このスペクトルを観察することで、何色の光が含まれているのかを知ることができます。ここでは、簡単にスペクトルを観察する方法を説明したいと思います。是非ためしてみてください。
【準備するもの】

- CD
- スマホ
★ポイント★
ライトが穴の真上に来ると見えやすい
【手順】
①スマホのカメラモード(ビデオ)を起動し、ライトをつける。

②CDの裏面(データを記録する面)にスマホのライトを当てながら、画面越しに観察する。

③CDとスマホの距離を調節するとはっきりと様々な色が観察できる。
【この記事を書いたひと】
柏木 大海 (文理科2年担任 / 理科)
好きなレジャー:釣り
趣味:子供と遊ぶこと
文理科長、剣道部顧問。おもに文理科の物理を
担当している。生徒のイマジネーションを刺激
する視覚情報や体験を取り入れ、授業で実践し
ている。筋の通った効果的な指導で生徒からの
信頼も厚い。
