中学２年生が取り組んでいる“かごたん”（かごしま探究プロジェクト）。かごたんとは、学校と社会が「学び」を軸につながり、共に未来に向けた可能性の探究と対話を行う教育プロジェクトです。9月にSTEP1がスタートしてからこれまで、地域のリソースや企業のリソース、そしてその使い方や組み合わせ、様々な可能性を探究してきました

11月11日(火)には、STEP10「企画にまとめる」の授業を実施しました。今年度本校を担当してくださるトヨタカローラ鹿児島のみなさんが来校され、一緒に話し合いながら、企画を具体化していきました。途中、話が広がりすぎて何が何だか分からなくなったり、頭が混乱したり、自分たちの考えた企画の意図が分からなくなったり…。「混沌」の状況に入り、モヤモヤしながらも、一人ひとりが知恵を寄せ合って試行錯誤している姿が見られました。

また、翌12日（水）には、静岡県にある常葉中学校の皆さんとオンライン交流を行いました。常葉中学校も2月に開催されるクエストカップ全国大会に向けて「シヅクリ」という、生徒・学校・企業で「静岡の未来」を創るプロジェクトに取り組んでいて、れいめいと同様にトヨタ自動車の販売会社トヨタユナイテッド静岡と協働しています。当日は、それぞれの学校の生徒代表が、学校紹介やプロジェクトにかける思いを共有し、最後はエール交換を行いました。事前に、これまで考えてきたアイデアに対してフィードバックコメントを送り合っており、共通のパートナー企業や、地域の特産品であるお茶を活用したアイデアに触れる中で、生徒たちは親しみを感じ、交流の機会を心待ちにしていました。同世代の仲間が、地域の枠を越えて、同じ志を持って未来の地域づくりに取り組んでいることを実感し、生徒たちは刺激とともに、つながりを感じるひとときとなりました。今後、全国大会の場で再び顔を合わせられるよう、お互いに県予選突破を目指して励んでくれることと思います。

12月には、トヨタカローラ鹿児島の皆さんが再度来校され、自分たちの考えた企画をプレゼンします。どんなアイディアが出てくるのか楽しみです。